コラム
記事作成日2025.02.08
近年、中古住宅を購入してリノベーションをするスタイルが人気を集めていますが、すべての物件がリノベーションに適しているわけではありません。
適した物件を選ばないと、後から追加工事が必要になり、想定以上のコストがかかることも。
そこで今回は、リノベーション向きの物件を見極めるための重要なポイントを、プロの視点から詳しく解説します。
1. リノベ向き物件とは?その特徴
リノベーション向きの物件には、いくつかの共通する特徴があります。
これらを満たす物件を選ぶことで、理想の住まいを実現しやすくなります。
2. チェックすべき構造・築年数
築年数の目安
築年数によってリノベーションのしやすさや、追加工事の必要性が変わります。
構造の種類と特徴
物件の構造によってリノベーションの自由度やコストが変わるので、事前にしっかり確認しましょう。
3. 間取り変更のしやすさ
リノベーションで理想の間取りを作るためには、壁や柱の位置が重要です。
間取り変更がしやすい物件の特徴
逆に、壁式構造(壁が建物の強度を担っている)の物件は、壁を取り払えないため、間取り変更が難しいです。
4. 設備・インフラの状態確認
築年数が経過した物件は、水回りや配管・電気設備の老朽化が進んでいることが多いです。以下のポイントをチェックしましょう。
配管・給排水のチェックポイント
電気設備の確認
断熱・気密性能の確認
リノベーション後の住み心地に直結する部分なので、しっかり確認しておきましょう。
5. リノベ費用を抑えるためのポイント
リノベーションのコストを抑えるには、以下の点を意識すると良いでしょう。
1. できるだけスケルトンにしない
スケルトンリフォーム(壁や天井を全て解体する)をすると費用がかさみます。使える部分はできるだけ残すのがポイント。
2. 設備の位置を変えない
キッチンや浴室の位置を移動すると、配管工事が発生し、費用が大幅に上がります。なるべく現状の配置を活かしましょう。
3. 補助金を活用する
「長期優良住宅化リフォーム補助金」など、自治体による補助金制度を活用すると、リノベ費用の一部を抑えられます。
6. まとめ
リノベーション向きの物件を選ぶ際には、構造・築年数・間取り変更のしやすさ・設備の状態をしっかりチェックすることが重要です。
特に築年数が経った物件は、追加工事が必要になるケースもあるため、事前の見極めが肝心です。理想の住まいを実現するために、慎重に物件選びを進めていきましょう。
リノベーションを前提とした中古物件探しをお考えの方は、ぜひプロのアドバイスを受けながら、納得のいく物件選びをしてください!