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良いことばかりではない!中古住宅のリノベーションのデメリット

記事作成日2024.09.19

良いことばかりではない!中古住宅のリノベーションのデメリット

中古住宅のリノベーションは、コストを抑えて理想の住まいを実現できる
魅力的な選択肢として多くの方に注目されています。

しかし、リノベーションには良い点だけではなく、見逃せないデメリットも
存在します。

この記事では、中古住宅のリノベーションにおけるメリットとデメリットを
詳しく解説します。


目次

 1.まずはおさらい。リノベーションのメリット
 2.予算の予測が難しい
 3.工期が延びる可能性
 4.見えない箇所の修繕リスク
 5.新築の方が割安になる場合も
 6.耐震・断熱性能が不十分な場合がある
 7.リノベーションの範囲が限られる場合がある
 8.中古住宅のリノベーションを検討する際のポイント
 9.まとめ


1. まずはおさらい。リノベーションのメリット

中古住宅のリノベーションには多くのメリットがあります。特に、以下の点が大きな魅力です。

1-1. コストを抑えられる

リノベーションは、新築を建てる(買う)よりもコストを抑えることができる点が大きなメリットです。
中古物件購入とリノベーションを組み合わせることで、予算内で自分好みのデザインを実現できます。

1-2. 既存の建物を活かしてカスタマイズ可能

リノベーションでは、既存の建物の良い部分を活かしつつ、間取りや内装を自分好みにアレンジできます。
自分のライフスタイルに合った空間を自由にデザインすることができるため、個性的な家を実現することが可能です。

1-3. 築年数が経過した立地の良い物件を選べる

中古住宅は、好立地で手頃な価格の物件を探しやすいというメリットもあります。
新築物件よりも選択肢が広く、理想のエリアで物件を見つけることができる場合もあります。

好立地の新築マンションなども売りに出されてはいます。しかしご存知の通り、新築マンション
はこの数年で大きく値上がりしていて手が出しづらくなっています。そのような背景もあり、
中古物件購入+リノベーションを選択される方が増えてきています。

1-4. 住まいの価値を高められる

リノベーションを行うことで、住宅の価値を向上させることができます。
例えば、最新の設備やデザインを取り入れることで、住まいの快適性が増し、将来的に売却する際にも
プラスの効果を得ることができます。

▼リノベーション前

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▼リノベーション後(弊社施工事例)

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2. 予算の予測が難しい

中古住宅のリノベーションでは、予算の見積もりが非常に難しいことが多いです。
表面上は問題がないように見える箇所も、実際に解体してみると配管や断熱材が劣化していたり、
予想外の追加修繕が必要になることがあります。

そのため、当初の予算よりも大幅に費用がかかってしまうケースが少なくありません。
リノベーションを計画する際には、ある程度の余裕を持った資金計画が必要です。


3. 工期が延びる可能性

リノベーション工事は、思った以上に時間がかかることが多いです。
特に、工事中に予想外の問題が発見されると、修繕のために工期が延びてしまいます。

また、建材の調達が遅れたり、職人のスケジュールが調整できなかったりすることもあり、
予定していた引っ越し日が遅れるリスクも考慮しておく必要があります。


4. 見えない箇所の修繕リスク

リノベーションでは、壁の中や床下といった見えない部分に大きな問題が隠れていることがあります。
例えば、配管や電気配線の老朽化、シロアリ被害、湿気による木材の腐食などがその典型例です。

これらの修繕は大きなコストを伴うことが多く、事前に把握できないため、リスクが高いといえます。


5. 新築の方が割安になる場合も

中古物件を購入してリノベーションするよりも、場合によっては新築を建てた方がコスト面で有利なことがあります。
特に、大規模なリノベーションを行う場合は、新築と同等の費用がかかるケースがあり、
さらに、リノベーション後も住宅の年数に応じた問題が残る可能性があります。

長期的な視点で費用対効果を考えることが重要です。


6. 耐震・断熱性能が不十分な場合がある

中古住宅は、建築当時の基準に沿って建てられているため、
現在の耐震基準や断熱性能に満たないことが少なくありません。
リノベーションでこれらを改善することは可能ですが、費用が大きくかかる場合があります。

特に、築年数が古い物件では、耐震補強や断熱改修に大きな予算が必要になることを覚えておく必要があります。


7. リノベーションの範囲が限られる場合がある

リノベーションには、建物の構造上、できる範囲が限られることがあります。
例えば、間取りを大きく変えたい場合でも、構造壁があるために変更ができなかったり、
古い配管の配置によりキッチンやバスルームの移設が難しい場合があります。

物件選びの段階で、リノベーションの可能性がどこまで広がるかを見極めることが大切です。


8. 中古住宅のリノベーションを検討する際のポイント

中古住宅のリノベーションには、多くの魅力がありますが、同時にリスクやデメリットも伴います。
成功するためには、物件の状態をしっかりと把握し、リスクに備えた余裕のある予算計画を立てることが重要です。

また、リノベーションの実績が豊富な専門業者と相談し、可能な限り事前にリスクを把握することが、
後悔しないリノベーションを実現するためのカギとなります。


9.まとめ

中古住宅のリノベーションは、うまくいけば理想的な住まいを手に入れることができますが、
予想外のコストや工期の延長といったリスクを理解しておくことが重要です。

ただ、この挙げたリスクをコントロールできれば、満足のいくリノベーションを実現することは可能です!

事前の計画と信頼できるパートナー選びで、成功するリノベーションを目指しましょう!