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【2026年版】住宅省エネキャンペーン徹底解説

記事作成日2026.01.11

【2026年版】住宅省エネキャンペーン徹底解説

中古住宅購入+リノベで"損しない"活用術

中古住宅を買ってリノベーションする時、同じ工事でも「補助金を使う/使わない」で、総額が大きく変わります。
2026年は、国交省・環境省・経産省が連携する **「住宅省エネ2026キャンペーン」**として、主に次の"4制度"がセットで動きます。

当社のような「中古購入+リノベ」を扱う会社にとっても、お客様にとっても、最初に全体像を掴んで"組み方"を決めることが一番大事です。

そこで、今回は2026年版住宅省エネキャンペーンを徹底解説します。



目次
 1.住宅省エネ2026キャンペーンって何?
 2.2026年の"4つの補助金"一覧(ざっくり早見)
 3.【①】みらいエコ住宅2026(省エネリフォーム等)
 4.【②】先進的窓リノベ2026(窓・ドア断熱に特化)
 5.【③】給湯省エネ2026(エコキュート等)
 6.【④】賃貸集合給湯省エネ2026(賃貸オーナー向け)
 7.組み合わせの考え方("二重取り不可"の落とし穴)
 8.中古購入+リノベで失敗しない進め方
 9.よくある質問(Q&A)
 10.まとめ:まずは"窓+給湯+必須工事"から逆算



1. 住宅省エネ2026キャンペーンって何?

国の省エネ支援を、複数省庁でバラバラにやるのではなく、同じ住宅でまとめて使いやすくするための枠組みです。
2026年は後継キャンペーンとして一体運用される予定、と案内されています。

ポイントは3つ。

  • 対象工事の着手時期:各制度とも「令和7年11月28日(2025/11/28)以降に工事着手」が軸になっています(制度により表現は異なります)。

  • 申請は基本"事業者側":お客様が自分で役所に出すというより、登録事業者が申請して還元する仕組みが中心です(窓リノベは明記)。

  • ワンストップ連携:同じ家で複数制度を併用しやすいように連携(重複部分はNG)。



2. 2026年の"4つの補助金"一覧(ざっくり早見)

  • みらいエコ住宅2026:断熱・設備を含む省エネリフォーム等を幅広く支援

  • 先進的窓リノベ2026:窓(+条件によりドア)断熱に強い。上限が大きい

  • 給湯省エネ2026:エコキュート等の高効率給湯器に定額補助

  • 賃貸集合給湯省エネ2026:賃貸集合の給湯器取替(オーナー向け)



3. 【①】みらいエコ住宅2026(省エネリフォーム等)

中古購入+リノベで一番"土台"になるのがこの制度。
断熱改修やエコ設備、そして子育て対応・防災・バリアフリー等の工事も組み合わせやすい枠です。


対象になりやすいのはどんな家?

資料上、平成4年基準/平成11年基準を満たさない住宅が対象として整理されています。
また、買取再販事業者が扱う住宅も対象に含まれる旨も記載があります。


リフォームの補助上限(超重要)

工事内容(どこまで性能を上げるか)× 住宅の古さ(どの基準未満か)で上限が変わります。

  • 平成4年基準を満たさない住宅:(→平成3年以前に建築された住宅などが該当)
     ・平成28年基準相当に達する改修 → 上限100万円/戸
     ・平成11年基準相当に達する改修 → 上限50万円/戸

  • 平成11年基準を満たさない住宅:(→平成10年以前に建築された住宅などが該当)
     ・平成28年基準相当に達する改修 → 上限80万円/戸
     ・平成11年基準相当に達する改修 → 上限40万円/戸


"必須工事"の考え方

みらいエコ住宅2026は、補助対象になるための必須工事があり、窓リノベ・給湯省エネ等の連携事業は「必須工事とみなす」扱いが示されています。
つまり実務的には、窓/給湯を絡めると計画が組みやすいということです。



4. 【②】先進的窓リノベ2026(窓・ドア断熱に特化)

窓は、体感の変化が大きく、光熱費にも効きます。
この制度は、断熱性能の高い窓への改修を定額補助し、上限100万円

対象工事

・内窓設置
・外窓交換(カバー工法など)
・ガラス交換
 さらに、同一契約内で"開口部のドア"を高断熱ドアにする場合も対象になり得ます。


申請の流れ(時期の目安)

概要資料では、

・事業者登録開始:2026年3月上旬 
・申請受付開始:2026年3月下旬
・交付申請期限:予算上限まで(遅くとも2026年12月末まで)

  • というイメージが示されています。

つまり、春から一気に動く可能性が高い。
中古購入+リノベは「物件契約→設計→見積→着工」まで時間がかかるので、早めに"窓計画だけ先に固める"のが得策です。



5. 【③】給湯省エネ2026(エコキュート等)

給湯器は、壊れてから急いで交換すると補助金の設計が崩れがち。
2026は定額補助で、機種により以下です。

・ヒートポンプ給湯機(エコキュート):7万円/台(加算で10万円/台
・ハイブリッド給湯機:10万円/台(加算で12万円/台
・家庭用燃料電池(エネファーム):17万円/台

さらに、撤去加算として

・蓄熱暖房機:4万円/台(上限2台)
・電気温水器:2万円/台(台数制限あり)

も示されています。

そして2026の注意点として、インターネット接続可能な機種で、昼間の再エネ電気の自家消費に寄与する機能の要件化など、要件がアップデートされています。



6. 【④】賃貸集合給湯省エネ2026(賃貸オーナー向け)

賃貸アパート・賃貸マンションのオーナー様向けの制度です。
既存賃貸集合住宅で、従来型給湯器からエコジョーズ等へ取替する際に補助。

補助額は、

・追い焚きなし:5万円/台(条件を満たすと8万円/台
・追い焚きあり:7万円/台(条件を満たすと10万円/台



7. 組み合わせの考え方("二重取り不可"の落とし穴)

結論、同じ対象に対して国の補助を重ねる"二重取り"はNGです。
ただし、補助対象が重複しなければ、ワンストップ連携の中で併用できる、とされています。

よくある設計例はこれ。

・窓は窓リノベ(開口部は強い)
・給湯器は給湯省エネ(定額で読みやすい)
・それ以外の断熱材・設備・子育て/防災/バリアフリー等を みらいエコ住宅2026 側で組む

これで、制度の得意分野を分けて最大化しやすくなります。



8. 中古購入+リノベで失敗しない進め方

当社でおすすめしている段取りは、ざっくりこの順番です。

  1. 物件内見の段階で"窓と給湯"の見立て
     窓の仕様(単板/複層、サッシ種別)、給湯器の方式と年式をチェック。

  2. 着工日(工事着手)の整理
     2026制度は「2025/11/28以降に工事着手」が重要な前提として示されています。

  3. 補助金前提の"工事の分け方"を決める
     同一契約・同一工事範囲で対象が重なると設計が崩れるので、見積の出し方が肝です。

  4. 登録事業者で申請できる体制を確保
     キャンペーンの継続参加(統括アカウント情報の移行等)も案内されています。



9. よくある質問(Q&A)

Q. 申請はお客さんがやるの?
A. 多くは事業者申請の建て付けです。窓リノベは「リフォーム事業者等が申請し、住宅所有者等に全額還元」と整理されています。

Q. いつまでに動けばいい?
A. 窓リノベの資料イメージでは、申請期限は「予算上限に達するまで(遅くとも2026年12月末まで)」とされます。
毎年、予算消化が進むと受付が早期終了することがあるので、春〜夏の着工想定なら、今のうちに設計を進めるのが安全です。

Q. 中古マンションでも使える?
A. 窓(内窓等)や給湯は特に相性が良いです。集合住宅区分の単価設定も示されています。
ただし管理規約や共用部の扱いが絡むので、事前確認が必須です。



10. まとめ:まずは"窓+給湯+必須工事"から逆算

中古住宅購入+リノベで、補助金を最大化する近道はシンプルです。

・体感と効果が大きい 窓(先進的窓リノベ)
・更新頻度が高く、金額が読みやすい 給湯(給湯省エネ)
・そこに、断熱材・設備・暮らしの改善工事を みらいエコ住宅2026 で組む

この"型"で、無理なく組み立てやすくなります。

補助金って、調べれば調べるほど「結局うちは使えるの?」となりがちですよね。
実は、中古住宅購入+リノベは補助金との相性が良い一方で、物件の状態や工事の組み方次第で差が出ます。

リノベ不動産鹿児島中央店なら、物件選びからリノベ計画、補助金の整理までまとめてご相談OKです。
「ちょっと聞いてみたい」だけでも大丈夫なので、お気軽にお問い合わせください。